「猿や猪のための踏切探訪」
徳島の駅員O川が持ち込んできたネタである。牟岐線の日和佐駅をすぎた山の中で仕事中の車窓から遮断機がおりた獣道を見たという。あれは一体なんだったのか?夜も寝れなくなった彼は休みを返上して探索すること2回。ようやく見つけたのが写真の踏切である。これを受けた徳島駅M助役が早速、社内のリストを検索しあっさりと発見。こういったネタになるといつになく執念深くいつになくスピーディに動くのが鉄道マンの習性らしい(笑)。以下がそのデータである。
牟岐線日和佐・山河内「横河踏切」 交通規制 軽自動車、耕運機及び二輪自動車を除く自動車の通行禁止 復員2.0m 取付道路幅左右共に1.7m ・・・とある。ここは獣道が線路を横切る手動踏切らしい。幅1.7mとあるが、しかしどう見ても実際は1mもなく耕運機が通れるはずはないのだが。また、この道をわざわざ自転車で来る酔狂者もいまい。
ちなみにそのリストによるとJR四国で一番小さい踏み切りは 予讃線讃岐府中・鴨川「鼓岡第2踏切」 交通規制 なし(車両の通行が不可能) 復員0.9m 取付道路幅左右共に0.8m であり 一番大きな踏切は 高徳線佐古・徳島「花畑踏切」 交通規制 なし 復員26.5m 取付道路幅左右共に30m であった。 しかもこの横河踏切の類がJR四国には1328箇所(平成22年4月現在)もあるという。車窓からは一瞬のことなので誰も余り気にしていないのであろうが、この分では四国踏切88箇所の創設も十分可能である、私は遠慮するが(笑)。 思わぬところでお手柄のO川駅員であった。彼は次の休みもつぶしてこの踏切を一日に何人が渡るのかを数えてくるらしい。好奇心は猫をも殺す。しかし、ごく一部の人達の飽くなき探究心により文明は進歩してきたのである。おそらく人類にとって何の役にもたたんと思うが、とにかくがんばれO川。(笑)
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「先頭車両からの写真。一瞬でわからない。」
先頭車両からの写真。一瞬でわからない。
「特派員O川が山の中を彷徨ってようやく見つけた踏切。通常は遮断機は下りていて横断する際には手で開けて通行する。」
特派員O川が山の中を彷徨ってようやく見つけた踏切。通常は遮断機は下りていて横断する際には手で開けて通行する。
「緊急連絡先といっても主に通行するイノシシや猿は携帯電話は持っていない。」
緊急連絡先といっても主に通行するイノシシや猿は携帯電話は持っていない。
「調子に乗ったO川が次に見つけたのは辺川駅までの車窓から見える「なぜか山の中にひとり佇む便器」。」
調子に乗ったO川が次に見つけたのは辺川駅までの車窓から見える「なぜか山の中にひとり佇む便器」。
「これまた草木のない冬を待ち、休みをつぶして撮影してきた。しかしわざわざ近くまで探索して撮影する価値があったのだろうか? O川君、これはどう見ても捨てられているだけにしか見えんのだが・・・。(笑)」
これまた草木のない冬を待ち、休みをつぶして撮影してきた。しかしわざわざ近くまで探索して撮影する価値があったのだろうか? O川君、これはどう見ても捨てられているだけにしか見えんのだが・・・。(笑)
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