「そんなバナナ」
高松駅から電化区間となっている予讃線も伊予市駅で終わり、この向井原駅からは宇和島駅まで、さらに宇和島駅から予土線で窪川駅、窪川駅から土讃線で高知駅を抜けて香川県の琴平駅までは、長い行程が未電化区間となる。その予讃線はこの駅で海沿いを走る長浜方面と山深い山間部を抜ける内子方面に分岐し、伊予大洲駅手前の若宮信号場で再び合流することになる。
高架駅である向井原駅は駅の西寄りに分岐ポイントがあるだけの、1面1線1乗り場の駅舎のない駅である。ホームに立つと伊予灘が眼前に広がる。海の向こうは山口県である。沖合に島影がポツンと浮かんでいるが、実はこれこそが、あの有名な「ダッシュ島」である。そうこの駅はダッシュ島を展望できる名所である。ダッシュ島は正式名「由利島」といいこの駅の沖合約15キロの地点にある私有地の島である。私有地なので定期船はなく勝手に上陸することは禁じられているので、当面は眺めるしかない。なぜこの島がダッシュ島に選ばれたのかは諸説紛々ゆえ自分で調べてくれ。
線路をは挟んでダッシュ島の反対側には巨大なバナナのモニュメント(笑)。ここはバナナ専門店の『バナナ館』なる大型郊外店舗である。誰がいつ何のためにここに作ったのかは謎であるが(笑)、とにかく平日の昼にも関わらずえらく混雑している。バナナはもちろんのこと果物やお菓子も安く売っている結構な名物店舗のようであるが、やはりテーマはバナナらしい。愛媛といえばミカンと答えろと全国の小学生に社会科で教えられている中でなぜにバナナなのかがよくわからんが。むかいばら駅は向かいバナナ駅であったのである・・・おあとがよろしいようで。
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「典型的なホームだけの駅である」
典型的なホームだけの駅である
「ワンマン列車とダ○シュ島(写真クリックで拡大します)」
ワンマン列車とダ○シュ島(写真クリックで拡大します)
「ダッシ○島の島影」
ダッシ○島の島影
「国道を挟んで駅の向かいの「バナナ館」。なんだこれは?」
国道を挟んで駅の向かいの「バナナ館」。なんだこれは?
「お客さんでいっぱいである。伊予ではバナナがそんなに珍しいのだろうか?」
お客さんでいっぱいである。伊予ではバナナがそんなに珍しいのだろうか?
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