「なんじゃこりゃ!」
土佐くろしお鉄道阿佐線は「ごめん・なはり線」の愛称で後免駅と奈半利駅間の42キロの海岸線を結ぶ全線単線非電化のローカル鉄道である。ただし安芸駅までは新設の高架線であり、よって駅も後免駅から安芸駅までのすべての駅が高架駅である。いつか来るであろう津波のことまで予想して対策してとの噂もあるが、実のところは、高知県人らしくそこまで細かに気が回っていたわけではなく、単に設計強度と踏切カットによる保守経費節減の目論見の結論であったらしい。まぁ、結果的に3.11の後、津波の際の避難場所ともなり、周りからも思わぬところで評価され鼻高々の高知県人である(笑)。
夜須駅は、県内きっての海水浴ビーチである手結(てい)海水浴場と人手による日本最古の掘込港湾である手結港をもつ駅である。駅前には「道の駅やす」がつくられ、今では年間を通じて賑わっているのであるが、さらに東に5分ほど歩くと手結港ではトンデモ風景を見ることが出来る。写真と動画を見ていただけば一目瞭然、なんと道路が直角に地面に突き刺さっているのである。
実はこれは正式名称『高知県手結港臨港道路可動橋』という可動橋で、一日に数回、時間によって道路ごと開閉するいわゆる跳ね橋である。総なべていうと24時間のうち16時間は、道路が突っ立ったままなのである。四国にはこの他に愛媛県長浜町の肱川に古い鉄橋の可動橋があるがそちらはこんなに派手には開かない。
それにしてもなんとかならんかこのデザイン。構築物というよりもまったく普通の道路そのまんまである。こんな田舎の古い港でいきなり屹立する道路をに出くわせると、いったいぜんたいどんな天変地異が起こったのかとびっくり仰天するぞ。(笑)
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「夜須駅は無人の高架駅である。夏は海水浴客で賑わう。」
夜須駅は無人の高架駅である。夏は海水浴客で賑わう。
「駅前は道の駅「ヤッシーパーク」。ご当地レストランや産直市場、お土産売り場等の複合施設である。」
駅前は道の駅「ヤッシーパーク」。ご当地レストランや産直市場、お土産売り場等の複合施設である。
「駅前の漁港にくると・・・。ゴジラが通ったのであろうか?」
駅前の漁港にくると・・・。ゴジラが通ったのであろうか?
「直立する道。しかも道路そのまんま。」
直立する道。しかも道路そのまんま。
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