「白砂青松」
夜須駅から奈半利方面へトンネルをくぐると、目の前に太平洋が広がるシーサイドラインとなる。手前には砂浜に松林。同じ高土佐湾の太平洋沿岸の風景でも、岩場と砂浜が繰り返す高知市から足摺岬側と、砂浜と防風の松林が続く高知市から室戸岬側とでは、微妙に趣も異なろうというものである。
このごめんなはり線には1日2便、各々往復でオープンデッキ付の展望列車が走っている。田野駅から20キロ山に入った北川村で生誕し後に陸援隊を組織した龍馬の盟友の中岡慎太郎を記念した「しんたろう号」と安芸で生まれ三菱グループの礎を築いた岩崎弥太郎を記念した「やたろう号」である。この展望車は列車の海側が窓なしオープンの立ち席となっており山側が屋内の普通の座席になっている、太平洋を展望するためだけの専用列車である。手を伸ばせばもうそこに太平洋・・・という開放感で一杯のデッキであるが、トンネル内では注意しないと手を伸ばせばそこは「壁」である(笑)。また、土日ともなれば子供連れの観光客で満員となるこの列車、重心が海側に傾かないかと勝手に心配してしまう(再笑)。
この列車も楽しいが平日昼間の普通列車も捨てがたいようだ。乗客も少なくのんびりと景色を独り占めするには最高であろう。くどいようだが私は鉄ちゃんではないので、普通列車に関しては敢えて伝聞調のふりをしてお勧めする。(笑)
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「しんたろう号はオープンデッキの特別列車。」
しんたろう号はオープンデッキの特別列車。
「オープンデッキ。走っていると楽しいが停車中は見世物みたいで恥ずかしい。(笑)」
オープンデッキ。走っていると楽しいが停車中は見世物みたいで恥ずかしい。(笑)
「赤野駅も海岸の駅である。」
赤野駅も海岸の駅である。
「赤野駅で車掌さんは降りてまた引き返す。事務室などはないので待合席で普通に待機。」
赤野駅で車掌さんは降りてまた引き返す。事務室などはないので待合席で普通に待機。
「風雨で折れ曲がった松。晴の日と台風の日とでは違う風景になるのであろう。」
風雨で折れ曲がった松。晴の日と台風の日とでは違う風景になるのであろう。
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