「鯨が見える・・・かもしれない駅」
土佐くろしお鉄道は高知県と沿線自治体とで構成する第三セクター鉄道会社である。窪川駅から中村駅までの『中村線』と中村駅から宿毛駅までの『宿毛線』、および高知県東部の後免駅から奈半利駅までの『阿佐線(別名ごめん・なはり線)』を運行している。中でも中村線は旧国鉄時代の中村線をそのまま引き継いでおり、ここ佐賀公園駅は引継ぎ後に新設された3つの駅のひとつである。
中村線とほぼ並行して走る国道56号線に最も近い・・・というよりもほぼ国道沿いの駅である。国道を隔てて土佐西南大規模公園(佐賀公園)、その向こうは太平洋の大海原であり、中村線の中では最も太平洋の眺望に優れた駅である。
駅のモチーフは「鯨が見える駅」である。土佐湾の鯨はニタリクジラである。と、言っても始終潮を吹いたりジャンプしたりしている訳ではないので、佐賀公園の展望所からも、よほど視力がよい人でない限り鯨を見つけることは困難であろう。しかし、屋根だけの待合所しかないホームに立って日がな海を眺めたり、国道を渡って佐賀公園でのんびりするなど、列車待ちの時間つぶしには退屈しない駅である。 ここ黒潮町は日本一の高さの津波が来る危険があると調査報告されたことがあるが、そんなこと急に言われても困ってしまう、ただただのんびりした沿線の町である。
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「中村線では国道56号線に実質もっとも近い駅である。鯨のイラスト入りの駅舎。」
中村線では国道56号線に実質もっとも近い駅である。鯨のイラスト入りの駅舎。
「駅ホーム、国道、太平洋が並んでいる。」
駅ホーム、国道、太平洋が並んでいる。
「駅自体はかなり古く。天気の良い日はくもの巣が張っている。」
駅自体はかなり古く。天気の良い日はくもの巣が張っている。
「目の前は「高知県佐賀地区西南大規模公園」。佐賀公園とも呼ばれる太平洋を望む芝生公園である・」
目の前は「高知県佐賀地区西南大規模公園」。佐賀公園とも呼ばれる太平洋を望む芝生公園である・
「佐賀漁港。カツオ漁の港でありホエールウォッチングの基地のひとつでもある。」
佐賀漁港。カツオ漁の港でありホエールウォッチングの基地のひとつでもある。
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