「全国秘境駅マニアの聖地」
鉄道マニアのみならず、近頃は、一般人にもその名を知られる駅である。しかし訪れるのは、今もって鉄道マニアのみである。だって普通列車も停まらない。停車する列車は一日に上り5本、下り8本である。3時間待ちは当たり前、上り列車に至っては午後から6時間待ちである。もうひとつこの駅を最強たらしめているその訳は鉄道以外の交通手段では来れないということ。自動車はもちろん自転車(マウンテンバイク)でも、さらに徒歩でもハイヒールでは到達不可能である。線路は両方がトンネル、駅の両サイドは千尋の崖。谷底の駅である。ご存知新宿駅の平均乗降客数/日は100万人だが坪尻駅のそれは2人・・・つまりたった1人が朝に乗ってどこかに行き、夕方に帰ってきて降りているだけ・・・というこの人専用?否この人が亡くなると同時に閉店する駅である。(笑) この駅、なんぼでもネタがあるのだがまったく書ききれない。面白がり屋の人は、この駅での列車待ちの2、3時間だけでは、うろうろするだけでも面白い発見がたくさんありすぎて廻りきれないだろう。(面白がり屋でない人はホームで昼寝していたら、次のワンマン列車の運転手さんが起こしてくれるだろう 笑)。あ、それと言い忘れたが、こんな場所なので当たり前のようにスイッチバック駅(52番札所参照)である。だいだいスイッチバックがたいした話題にもならない駅も珍しい。(笑)
駅を一歩出ると暑い季節はマムシとスズメバチがいるので要注意。また、本線はいきなり両トンネルから特急列車が飛び出てくるので線路は歩かないように。たとえここで轢かれても数年間は白骨も発見されないぞ。(笑)
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「駅ホーム。次の列車まで自分だけの世界に浸れる。」
駅ホーム。次の列車まで自分だけの世界に浸れる。
「駅前広場。夏はマムシさん達、冬はスズメバチさん達の集会場である。」
駅前広場。夏はマムシさん達、冬はスズメバチさん達の集会場である。
「人里に通じる駅前道路。」
人里に通じる駅前道路。
「駅ノート。わざわざこの駅に泊まる猛者がたくさんいる。なんでも夜は蛍光灯に集まる蜘蛛やカマキリや蛾などで待合室は自然界になる(笑)ようでホームで寝るのが鉄則らしい。」
駅ノート。わざわざこの駅に泊まる猛者がたくさんいる。なんでも夜は蛍光灯に集まる蜘蛛やカマキリや蛾などで待合室は自然界になる(笑)ようでホームで寝るのが鉄則らしい。
「駅トイレ・・・ってこの環境の中、トイレで用を足す必要性が思い当たらない。」
駅トイレ・・・ってこの環境の中、トイレで用を足す必要性が思い当たらない。
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