「歩いたほうが早いんでは?」
京阪神方面からの高速道路バスにとって今や鳴門は四国の玄関口である。市の中心地にある鳴門観光センターから高速バス鳴門停留所に登るために設置された無料スロープカーが、この「すろっぴー」である。下駅代わりの鳴門観光センターは、待合室チケットカウンターや市内バス停留所の他に観光情報コーナー、コインロッカー、多目的トイレも完備されており、観光客に対する基地的役割も果たしている。
「すろっぴー」は高低差20m、全長160m、所要時間1分半のミニモノレールであるが、荷物を持ったお客さんにとっては、エレベーター代わりのお楽しみミニライドとして、広く愛用されているようだ。乗降客が自分でボタン操作をするスロープ状のエレベーターと思ってくれればわかりやすい。たまたま補修中であったので、軌道に沿った道路を歩いて登ったのだが3分少々で登れた。上にいるすろっぴーを呼び戻して乗車し再び上昇するのに要する時間と比べると、直接歩いたほうがだんぜん早いと思うのだが、遊園地的ライドに乗車する楽しさと、鉄ちゃん的には発車ボタンを押す嬉しさ(笑)とを考えると、価値のある乗り物である。
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「高松自動車道の撫養橋のたもとの観光情報センターが基点となる。」
高松自動車道の撫養橋のたもとの観光情報センターが基点となる。
「遊園地にあるモノレールよりさらに小さい。」
遊園地にあるモノレールよりさらに小さい。
「百メートル先にもう終点が見えている」
百メートル先にもう終点が見えている
「終点。もちろん無人駅。」
終点。もちろん無人駅。
「その先には高速バス「鳴門停留所」。」
その先には高速バス「鳴門停留所」。
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