「阿波福井うどん駅」
最近、高松駅が「讃岐高松うどん駅」と公式に愛称をつけられたそうだが、実は駅の中には立ち食いうどんのコーナーしかなく、駅周辺にも目立った製麺所は少ない。しかして「真のうどん駅」はここ牟岐線にあった。そもそもうどんやが駅そのものであるので討論の余地がない。
この阿波福井駅は国道55号線に面した駅であるが、国道を走る車から見るとうどん店にしか見えない。知らないで入ると、うどんやさんの裏にたまたまホーム駅があるように感じるのだが、実はこのうどん店そのものが駅舎である。駅にテナントとしてうどん店が入居し、委託されて切符を販売しているのであるが、切符売り場の窓口の内側は「まな板」である(笑)。
さて肝心のうどんだが、徳島うどんとしてかなりきちんと作っている様子で、南阿波地域の中でもなかなかの味なのではないかと思う。コストパフォーマンスもその辺の駅弁よりは上(失礼)である。
ホーム側にもうどんの窓口があり、列車を待ちながらホームでうどんが食べられる。昔は駅で停車中の列車の窓から駅弁を買い求める姿をよく見かけたが、さて、この駅に予約を入れておいて列車の窓からうどんを受け取って食べてみようという猛者は誰かおらんかね? 停車時間は約1分間、その間に完食できなかった場合は次駅で引き返して、どんぶりだけはこの駅に返しに来るようにしてあげてくれ。(笑)
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「国道側から駅を見るとうどんやにしか見えない。」
国道側から駅を見るとうどんやにしか見えない。
「ホームだけは普通の駅である。」
ホームだけは普通の駅である。
「もはや「併設」ではなく調理場の中に切符売り場(左側)がある状態。」
もはや「併設」ではなく調理場の中に切符売り場(左側)がある状態。
「ホーム側にもテーブルとうどんの販売口があるが、はたして停車時間1分足らずで食べられるか?」
ホーム側にもテーブルとうどんの販売口があるが、はたして停車時間1分足らずで食べられるか?
「メニュー。結構、まじめなうどんやさんである。」
メニュー。結構、まじめなうどんやさんである。
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