「藍よりも碧い海(ただし晴れていたらの話)」
旧国鉄時代の四国観光のキャッチフレーズは「青い国 四国」であった。その名のとおり四国のイメージは「青い海」であったのである。ただ山がほとんど海に迫り住む人も少ない太平洋側と異なり、平野があって人口も多い瀬戸内側は鉄道も結構と住む人の集まる町々を辿るように内陸部を走っていて、車窓から瀬戸の海を眺められるスポットは実はそう多くはない。高松・松山間の予讃線の中でも数少ないシーサイドラインがこの区間である。
香川県中西部沖の備後灘に浮かぶ塩飽諸島を眺望しながらのこのコース。晴れの日の海の色は、それこそJR四国の車両に彩られたブルーラインそのものの色である。冬の日本海のように曇った日の海の色、オホーツク海のように雪が降る日の海の色、人の好みは十人十色である。瀬戸内海はせっかくであれば晴れた日を選んで乗りたい。幸いにしてこのあたりの気候は年間を通じて晴れの日が日本一多いのであるが、やはり最後の最後を決するのは、お天道様が見ている皆さんの日常の行いである(笑)。今日は天気が良くない? いや、あなたは悪くないが、その列車に乗り合わせた乗客のうちの誰かの行いのせいか?(再笑)
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「海岸寺駅は海水浴客でにぎわう駅でもある」
海岸寺駅は海水浴客でにぎわう駅でもある
「走り出すと詫間や庄内半島が見えてくる」
走り出すと詫間や庄内半島が見えてくる
「塩飽諸島と備後灘」
塩飽諸島と備後灘
「詫間駅は西讃に二つしかない有人駅のひとつである。」
詫間駅は西讃に二つしかない有人駅のひとつである。
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