「四国で唯一のケーブルカー」
日本には鉄道事業法で定めるケーブルカーは、今や23路線しかない。ここも屋島ケーブル無かりし後、四国で唯一つの旅客営業ケーブルカー路線となってしまった。大型バスでは登れない五剣山中腹の四国霊場86番八栗寺への遍路客の足代わりとなっている交通機関である。
と、言っても高低差は160mで勾配は1000分の290しかなく、途中まで平行して登る登山道でも20分もあれば本堂に着いてしまう。慣れた地元組は登り切符だけを購入して徒歩で下山する人が多い。(実際、混雑している日は下山は徒歩の方がはるかに速い)
八栗寺は県内きっての初詣処である。普段の車内には「フニクリ・フニクラ」ならぬ「シルクロードのテーマ」が流れているが、正月の初詣の時期だけ筝曲「春の海」に変更される。本数も大増発され、この3日間だけで年間の乗降客数のうちの相当数を占めているものと思われる。「一年を20日で暮らす良い男(相撲取りの意)」ならぬ、3日で暮らすケーブルカーである(笑)。
ところで(小豆島にある寒霞渓ロープウェイを除くと)四国本土にある駅で最北端の駅はどこであろうか?イメージでは琴平電気鉄道の高松築港駅であるが、索道も含む鉄道であれば、緯度的にはこの八栗山上駅が最北となるのだ。普通、こんなことを聞いてくる奴もいないし、こちらからウンチクとして人に教えても、それがどうしたんだという話ではある(笑)。
|
「八栗登山口駅。八栗山初詣のときはフル稼働となる。」
八栗登山口駅。八栗山初詣のときはフル稼働となる。
「ケーブルカー。なかなかキュートな顔立ち・・・と感じ始めたら、もうあなたはすでに鉄ちゃんの仲間入り。(笑)」
ケーブルカー。なかなかキュートな顔立ち・・・と感じ始めたら、もうあなたはすでに鉄ちゃんの仲間入り。(笑)
「出発してからほどなく屋島とその向こうに高松市。」
出発してからほどなく屋島とその向こうに高松市。
「ケーブルカーのすれ違いに心が躍る・・・ようになったら、もうあなたは立派な鉄ちゃんの仲間入り。(笑)」
ケーブルカーのすれ違いに心が躍る・・・ようになったら、もうあなたは立派な鉄ちゃんの仲間入り。(笑)
「八栗山上駅は実は四国本土最北端の駅である。こういうことを得意気に語りだしたら、もうあなたは人から見たら鉄ちゃんの仲間入り。(笑)」
八栗山上駅は実は四国本土最北端の駅である。こういうことを得意気に語りだしたら、もうあなたは人から見たら鉄ちゃんの仲間入り。(笑)
|