「鉄橋を渡ると終着駅」
ごめんなはり線もここで終着。もう少しで室戸岬であるが、これ以上に線路を延伸する予定も計画も無く、何年待ってもここが終着駅のままである。ここから先は鉄道ではなく岬めぐりのバスとなる。高知東部交通バスに乗り換えて1時間も行けば室戸岬である。さらにもう1時間で裏側の阿佐海岸鉄道阿佐東線の終着の甲浦駅(88番札所)に接続する。
大半が高架駅のごめんなはり線であるが、この奈半利駅だけは3階建てで駅はその最上階に位置する。同じ階にはオープンデッキがあり太平洋と奈半利の町を一望でき、眺めると後免方面へと向かう線路に連続するふたつの古い鉄橋がまず目に入る。この鉄橋、駅に近い方は奈半利川の河口にかかる鉄橋である。駅から遠い方は国道55号線を横切る形で造られた鉄橋である。高い建物がなにもない奈半利の眺めの中で、この古いふたつの高架の鉄橋だけが景色から頭一つを飛びぬけて異彩を放つ。
都会から瀬戸大橋で四国へ渡り土讃線から乗り継いで長く続いてきた線路もここで終わりである。この始発駅から都会へ続く果てしない線路を前に見てここを出て行く人と、都会から列車を何度も乗り継いでこの終着駅にたどり着く人とでは、同じ渡るに違う風情のランドマークである。
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「奈半利の町で一番賑やかな施設である。」
奈半利の町で一番賑やかな施設である。
「ごめんなはり線もここで終わりである。山を越えたら室戸岬。」
ごめんなはり線もここで終わりである。山を越えたら室戸岬。
「駅のデッキから次駅方面を見ると高知方面に向かってふたつの鉄橋が連続している。」
駅のデッキから次駅方面を見ると高知方面に向かってふたつの鉄橋が連続している。
「一つ目は奈半利川にかかる鉄橋。」
一つ目は奈半利川にかかる鉄橋。
「二つ目は国道55号線を跨ぐ鉄橋である。」
二つ目は国道55号線を跨ぐ鉄橋である。
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