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「ややこしくてごめん」
   高知市では路面電車(土電後免町行き)が、前面に「ごめん」と書いた板をつけて車の波の中を遠慮しながら走っている。県外から遊びに来た小さな子供さんなどはそれを見て「高知の人はつつましくて礼儀正しいんだ」と感じてくれるそうであるが絶対にそんなことはない。大きな勘違いである。高知でそんなこと言っていたら、ろくな大人にならないぞ(笑)。
   この後免は後免だらけである。よくわからんでごめん。・・・そんなことはどうでもよいのだが、まずJR土讃線ごめん駅と土佐くろしお鉄道ごめんなはり線ごめん駅は同じ建物に入っている。ごめんなはり線の次の駅はごめん町駅、その駅前に土電後免線のごめん町駅があり、さらに土電の次駅はごめん東町駅、続いてごめん中町駅、ごめん西町駅・・・と、ああ、もう訳わからん(笑)。
   とりあえず、「素人はうかつに乗り換えをしようとするなよ」ということであろう(笑)。ちなみに町中ごめんだらけであるのに、この町の正式名称は県下第二の都市「南国市」である。しかし合併により南国市ができて既に50余年が経つが、3つの路線が入り乱れている市内のどの駅名にも「南国」の文字は一つもない。「後免」という地名は江戸後期の野中兼山による新田開発のおりに入植者に年貢や役務を免除(御免)したことからついたということであるが、町の様相は大きく変われど町が出来た頃から受け継がれてきた地名だけは今でも頑なに守り続けているこの突っ張りこそが、高知人たる強さの真髄であるのかもわからない。  最後は、ちょっとしょってるようでごめん。(笑)
 
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「JRごめん駅正面口。向かって左半分が土佐くろしお鉄道ごめん駅である。」 
JRごめん駅正面口。向かって左半分が土佐くろしお鉄道ごめん駅である。 
 
 
 
「土佐くろしお鉄道の後免町駅。「ありがとう駅」にかえようという動きもあるが、ぶりっ子的でなんだかちょっとあざとすぎ。高知人であれば「ごめん」の次の文句は「いいや絶対に許さん」であろうか。(笑)」 
土佐くろしお鉄道の後免町駅。「ありがとう駅」にかえようという動きもあるが、ぶりっ子的でなんだかちょっとあざとすぎ。高知人であれば「ごめん」の次の文句は「いいや絶対に許さん」であろうか。(笑) 
 
 
 
「その駅前にある、こちらは土佐電鉄の後免町駅。ごめん電車の終着駅である。」 
その駅前にある、こちらは土佐電鉄の後免町駅。ごめん電車の終着駅である。 
 
 
 
「土佐電鉄の後免東町駅。」 
土佐電鉄の後免東町駅。 
 
 
 
「その次の後免中町駅。さらにこの次は後免西町駅である。」 
その次の後免中町駅。さらにこの次は後免西町駅である。 
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