「次の世代を養成する駅」
約20年前に開通した瀬戸大橋は袂の宇多津町に大型開発をもたらした。本州方面へのターミナル駅として近代型高架駅へとリニューアルされた宇多津駅は、古くからの旧宇多津門前町と、塩田を埋め立てて造られた新宇多津商業地の境目に位置している。よって旧市街地方面の南口と新市街地方面の北口とではおのずとその趣を異とする。
北四国を走る予讃線の特急列車は岡山駅始発の「しおかぜ」と高松駅始発の「いしづち」、同じく土讃線の特急は岡山駅発の「南風(なんぷう)」と高松駅発の「しまんと」という二つの始発駅をもつ。それがこの宇多津駅で連結して一本の列車として終点に向かうのである。式にして示せばこうなる。 ・岡山発しおかぜ号+高松発いしづち号=しおかぜ号 ・岡山発南風号+高松発しまんと号=南風号 (上り列車はこの逆)
連結および切り離し駅である宇多津駅では特急が止まるたびに、その作業を見ることが出来る。あまり頻繁すぎて鉄道マニアも既に見飽きてしまったらしく、もう一時のように高級一眼レフを構えた写真小僧を見ることは少なくなった。かわって最近は、小さな子供さん連れのお父さんお母さんが連結風景を子供らに見せる姿を、ちらほらとみかけるようになったようだ。なるほど、こうやって鉄道マニアは脈々と次世代へと続いていくのである。(笑)
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「南口駅前広場より。近代的な高架駅である。」
南口駅前広場より。近代的な高架駅である。
「入線してくる岡山からの特急列車」
入線してくる岡山からの特急列車
「それを待ち受ける高松からの特急列車」
それを待ち受ける高松からの特急列車
「合体! ちょっと嬉しくなったあなたは、もう立派な鉄ちゃんである。(笑)」
合体! ちょっと嬉しくなったあなたは、もう立派な鉄ちゃんである。(笑)
「(画像をクリックすると拡大) 完全セルフサービスの駅北口駐車場。ちなみに封筒はない。良心市の駐車場。」
(画像をクリックすると拡大) 完全セルフサービスの駅北口駐車場。ちなみに封筒はない。良心市の駐車場。
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