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「駅に水族館」
 四国の東端である蒲生田岬(がもうだみさき)の南の付け根の由岐港に位置する駅である。由岐はイセエビやサザエを初めとする海の幸で有名な漁港であり駅の中にも周辺にも魚介類の土産物店がある。このあたりは旧日和佐町とともに平成の大合併で美波町(みなみちょう)という新しい町として生まれ変わった。駅舎も最近新築されたらしく当地の観光案内所や歴史文化の展示資料館としても機能している様である。
 
 唐突であるが、なぜか駅に水族館がある。水族館といってもミニサイズの無料展示施設であり、どこまでが観賞用でどこからが食用生簀なのかがはっきりしないのであるが(笑)、二階の資料館と合わせて列車待ちの時間つぶしに退屈はしない。
 
 ぶらりと入った駅の土産物店には、店頭にいま流行の御当地バーガーだろう「みなみバーガー お奨め夏季限定商品 食べてみてね!」という看板が出ていた。「食べてみてね!」と訴えるイセエビのゆるキャラに引かれてレジのおばちゃんに注文すると、「ここ数日、暑うなってソースからなにか変な臭いがするようになったんで暫く販売中止にしておるんよ」ということである。そんなら立て看板を引っ込めればよいのに・・・というより、そもそも「夏季限定商品」が暑さに弱くてどうすんじゃい(笑)。
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 「土地の資料展示館も併設して立て替えられた駅。」土地の資料展示館も併設して立て替えられた駅。 
 
   
 「正面入り口の大型水槽とイセエビ御輿。イセエビは観賞するものではなく食べるものなので水槽には居ない。」正面入り口の大型水槽とイセエビ御輿。イセエビは観賞するものではなく食べるものなので水槽には居ない。 
 
   
 「こちらは「ふれあい水槽」。どう見ても「魚屋の生簀」である。」こちらは「ふれあい水槽」。どう見ても「魚屋の生簀」である。 
 
   
 「本当の生簀は駅売店内にある。」本当の生簀は駅売店内にある。 
 
   
 「夏季限定の「みなみバーガー」。夏季限定なのに暑いときはソースが過醗酵して販売中止。」夏季限定の「みなみバーガー」。夏季限定なのに暑いときはソースが過醗酵して販売中止。 
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