「先頭車の一番座席でないと見れない風景」
日本にただ一つしかない高速道路と鉄道の併用橋である瀬戸大橋を通って岡山と高松を結ぶのがこの「瀬戸大橋線」である。国内広しといえども10キロの長さに渡って左右の車窓から穏やかな内海の風景とそこに浮かぶ多島美を楽しめるのは、この路線以外には存在しない。高速道路を運転して渡れば景色に見とれると危険極まりないが、やはり鉄道の旅の良さはのんびりと車窓を満喫できるところにある。
この瀬戸大橋線を走る快速列車マリンライナー号にはもともと展望グリーン車が一両2階部分を設けられていたのであるが、近年、さらに特別席として先頭の運転席トップ下にパノラマ席(『マリン・パノラマ号グリーン席』・・・違う電車名で表示される)なる4席が特別シートとして新設された。あまり知られていないここを狙って予約するのは、『旅マニア』か『鉄道マニア』かのどちらかである。それを見分けるのは至極簡単、車窓を眺めているのは『旅好き』で、運転席と正面の線路に釘付けになっているのが『鉄ちゃん』である(笑)。
ほんの10分足らずの瀬戸内海の旅であるが、鉄道の旅を満喫するのには最適の場所である。あなたを『乗り鉄』へと誘ってくれる正しい場所である。
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「岡山から四国へ向かう路線は児島駅でJR西日本からJR四国に替わる。運転士さんもここで選手交替。」
岡山から四国へ向かう路線は児島駅でJR西日本からJR四国に替わる。運転士さんもここで選手交替。
「先頭車両運転席トップ下の「パノラマ席」。ここを予約しておきながら景色よりも運転席を見てはしゃいでいる大人は鉄ちゃんであると見てまず間違いない。(笑)」
先頭車両運転席トップ下の「パノラマ席」。ここを予約しておきながら景色よりも運転席を見てはしゃいでいる大人は鉄ちゃんであると見てまず間違いない。(笑)
「瀬戸大橋四国側。ここで高松・徳島方面と松山・高知方面とに線路は大きく分岐する。ちなみに分岐点から坂出駅までの線路も宇多津駅構内となる。無駄に大きい宇多津駅っていうか肩身の狭い坂出駅。」
瀬戸大橋四国側。ここで高松・徳島方面と松山・高知方面とに線路は大きく分岐する。ちなみに分岐点から坂出駅までの線路も宇多津駅構内となる。無駄に大きい宇多津駅っていうか肩身の狭い坂出駅。
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