「四国国鉄の総本山」
多度津駅は丸亀・琴平間に鉄道が開設された明治22年に開業した。四国の旧国鉄駅の中でも最も古い駅のひとつである。今の駅舎自体は何度も建て直されているので一見してそうとはわからないが、瀬戸大橋開通とともにその機能を宇多津駅へ移すまでの百年間の長きに渡り予讃線と土讃線との分岐ターミナルであった。
駅構内には、建造物や写真の給水塔等、年月を経た付帯施設が未だに数多く残されており、その一部は国の有形文化財に登録までされている。さらに駅に隣接する形のJR多度津工場は近代化産業遺産にも認定され、まるでそれ自体が博物館のごとき威容を誇っているのである。
さすがにことがここまでくると、もはや鉄道マニアばかりではなく一般人から見ても立派な聖地である。当地にはもうひとつの聖地、少林寺拳法総本山があるが、ここは四国の旧国鉄の総本山、いや総本山跡!である。
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「駅舎自体はコンパクトに建て直されている。」
駅舎自体はコンパクトに建て直されている。
「駅構内から見る多度津工場。まるで列車の博物館である。」
駅構内から見る多度津工場。まるで列車の博物館である。
「鉄道マニア垂涎の給水塔と跨線橋。実際に二つの給水塔は国の重要有形文化財指定をうけている。」
鉄道マニア垂涎の給水塔と跨線橋。実際に二つの給水塔は国の重要有形文化財指定をうけている。
「昔の職員食堂である「構内食堂」。今は一般の人でも自由に利用できる。」
昔の職員食堂である「構内食堂」。今は一般の人でも自由に利用できる。
「JR四国多度津工場正面玄関。かつてはパーツ収集マニアの聖地であった。」
JR四国多度津工場正面玄関。かつてはパーツ収集マニアの聖地であった。
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