「黒潮踊る太平洋ぜよ」
さて、いよいよ土讃線に突入である。標高300mの窪川駅から3駅かけて坂を降り漁港で栄える土佐久礼駅に出る。久礼の町を山一つ越えたところが、砂浜だけの駅である安和駅となる。
安和地区は土佐の一本釣りで有名な土佐久礼漁港と、同じくカツオの集散地である須崎市との間にある小さな集落である。駅も単線片側のホームに待合室があるだけの1面1線の棒線駅である。海岸沿いに家々があるだけで駅の背面を通る国道56号線にも目立つものは何もない。
駅前面に広がる安和海岸は「いかにも土佐らしい絶景」である。列車待ちのホームから太平洋の大海原をしばし眺めて欲しい。水平線の向こうはアメリカである。なんだか気持ちが大きくなり世俗の細かいことは頭から離れていってしまう。こんなところで毎日をすごしている土佐人の気質がテキトー・・・モトイ、おおらかになるのも、さもありなんと思えてくるである。おそらくそこに酒でも入ると既に制御不能、大言壮語の夜郎自大。わしらもいずれは坂本龍馬、矢でも鉄砲でもミサイルでももってこんかい。となるのであろう。・・・あ、決して高知県民の悪口いうとんではないので、小さいことは気にせんでええぜよ(笑)。
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「いかにも土佐っぽい駅ぜよ」
いかにも土佐っぽい駅ぜよ
「太平洋と砂浜と線路とホームだけの駅ぜよ」
太平洋と砂浜と線路とホームだけの駅ぜよ
「駅前の大駐車場ぜよ」
駅前の大駐車場ぜよ
「おらんくの池ぜよ」
おらんくの池ぜよ
「しかしほんとになんにもないんだぜよ(涙)」
しかしほんとになんにもないんだぜよ(涙)
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