「電車でGO! リアル編」
この真土駅はJR四国の中でホームが一番短い駅である。その長さ、たったの25m。超ローカル予土線はワンマンの1両列車がほとんどであるが、使用されている車両は以下の2種類、
キハ54型(鉄道マニア以外は覚えなくてよろしい) 車体長 20、800mm 連結面長 21、300mm
キハ32型(鉄道マニア以外は覚えなくてよろしい) 車体長 15、800mm 連結面長 16、300mm
一般人は「長いの」と「短いの」とで区別してもらって良い(笑)が、要するに「短いの」はまだしも「長いの」が駅に停車する際は前後の余裕は各2.5メートルしかない。うっかりするとすぐオーバーランとなる。これはもう運転士の腕の見せ所である。速度の遅いローカル線と言えども緊張の一瞬であろう。しかも、イベント時に特別に運行する二両編成ともなると、どうあがいても無理なので最初からあきらめている(写真参照)。 まぁ山手線じゃなくこの予土線なんで、ホームまるごとオーバーランしたくらいで文句を言う乗客はいないし、ほとんど乗降客のないこの駅をしらんふりしてひとつくらい飛ばしても誰も気がつかないと思うが(そんなことないか? 笑)。
「電車でGO!」という電車運転シュミレーションゲームソフトが、バージョンを重ねて市販され人気ベストセラーとなっているが、このゲームでは停車の時にホームを越えると大きく減点される。そのリアル版がこの駅である。四国では予讃線・土讃線・瀬戸内大橋線・伊予鉄が収録されているようであるが、メーカーのタイトーさんにおかれましては、ぜひとも上級者用として予土線もお願いしたいところである。
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「これで駅全図。」
これで駅全図。
「まさにぴったり一両が収まる。(長いの)」
まさにぴったり一両が収まる。(長いの)
「特別二両編成がくると駅もホームも完全に隠れてしまう。うっかり両端のドアから降りると転落することになる(笑)。」
特別二両編成がくると駅もホームも完全に隠れてしまう。うっかり両端のドアから降りると転落することになる(笑)。
「ホーム脇の、おそらくは元トイレ。」
ホーム脇の、おそらくは元トイレ。
「見よ、この「乗り遅れたらこわいことになる時刻表」。これぞ予土線の真骨頂。」
見よ、この「乗り遅れたらこわいことになる時刻表」。これぞ予土線の真骨頂。
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